【ヨガインストラクターの将来性】どこで資格を取ってどんな仕事をしてどれだけ稼げるのか

ヨガ教室やヨガスタジオに通っているうちに、「自分もヨガを教えて人に喜んでもらえるかもしれない」と思ったことはありませんか。実際にインストラクターになる人が増えています。ただヨガインストラクターになるにはいろいろな選択肢があるのでよく検討してから決めた方がよいでしょう。ここでは資格や仕事内容、収入などについて説明します。

1.ヨガインストラクターになるため必要な資格は

代替テキスト

ヨガのインストラクターには看護師やあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師(接骨院)のような国家資格はありません。ヨガ団体など信頼できる組織が主催するヨガインストラクター養成講座を受講するなどして、安全で効果的なヨガ指導を行うための知識と技術を身につけることになります。そうやって民間資格を得るか、場合によっては通っているヨガスタジオで教わりそこでインストラクターになるケースもあります。

国家資格のように統一された資格ではないため、養成講座の内容は主催者によって違います。一般的な受講期間は2か月~6か月ほどで受講料も10万円~20万円程度になるようです。10日間ほど集中的に学んで即実践できることを目的とする講座から、数か月かけて30回以上、およそ200時間の指導を行う講座まであるように、内容や受講料もさまざまです。

またヨガインストラクター養成講座を終了した後も資格を更新するために年会費が必要な場合もあるので確認して納得したうえで受講しましょう。資格を取って以降もインストラクターとして活動する場や仕事を紹介してくれる組織ならば年会費の払い甲斐があるというものです。

2.受講する前に知っておきたいヨガの知識

代替テキスト

ヨガとピラティスの違い

ヨガインストラクターを目指すならばピラティスとの違いはきちんと把握しておきたいところです。ヨガはインド発祥で約4500年前にインダス文明から誕生したとされます。一方、ピラティスはドイツ人のジョセフ・ピラティスが考案したもので、第一次世界大戦の際に従軍看護師として負傷兵が寝たままリハビリできるエクササイズに用いたことから「ピラティス」として定着しました。

現在はヨガもピラティスもダイエット効果を期待して行われることが増えたため似たようなイメージに捉えられがちですが、ヨガが修行法として瞑想にアーサナ(ポーズ)と呼吸法を組み合わせて発展したのに対して、ピラティスはリハビリのためのエクササイズとして発展したもので根本的な違いがあります。

ヨガとアーユルヴェーダ

ヨガインストラクター養成講座のなかでアーユルヴェーダについて教わるかもしれませんが、予備知識として蓄えておきましょう。「ヴェーダ」はサンスクリット語で「知識」を意味し、古代インドで編纂された経典の総称です。「ヴェーダ」から発祥したヨガとアーユルヴェーダはよく「姉妹」と呼ばれるほど似ているのです。

ヨガがアーサナ(ポーズ)、呼吸法、瞑想により心と体、魂のつながりを目的とするのに対して、アーユルヴェーダは身体的側面から科学的にアプローチする医学として伝承され、健康増進のために食事など生活環境までこまかく定義しています。ヨガとアーユルヴェーダを取り入れることでより高い効果が期待できるため「両輪」にもたとえられます。

ヨガの好転反応

整体を行った後で以前より体が痛くなったりだるさを感じることを好転反応ということがあります。これは体が良くなる(好転する)ための変化が表われることからそう呼ばれるもので、ヨガも行った後で同じように身体の反応や現象が起きます。

たとえばヨガの効果によって筋肉への血行がよくなると毛細毛管が一気に広がることで「めまい」を感じ、胃の粘膜の働きが活発化して「胃の痛み」につながることがあります。「筋肉痛」や「だるさと眠気」、「下痢」などもヨガの好転反応として知られます。

3.ヨガインストラクターはどんな仕事をするのか

代替テキスト

ヨガインストラクターとして仕事を始めるには、ヨガスタジオに採用される場合と個人でフリーランスとして働く場合の2つに大きく分かれます。ヨガスタジオで働く場合は正社員やパートとして給料をもらえますが経営者の方針や規則に従う必要があります。一方、フリーランスだと自分のやり方で好きな時間に働けますが、個人経営なので開業の準備から集客まで自分でしなければならず軌道に乗るまで収入がないことも覚悟せねばなりません。

ヨガインストラクター養成講座の主催団体によっては講師派遣の依頼があれば該当エリアのインストラクターを紹介することもあり、それに対する講師料が払われます。さまざまなヨガ団体があるので資格取得後のフォロー体制なども調べたうえでどこを受講するか選びましょう。

いずれにしろ指導する生徒のニーズに答えることができて「またお願いしたい」と思われるインストラクターであることが不可欠であり、普段からの生活態度や身だしなみなどの印象も大切です。もちろんヨガの指導も生徒の体力や性格などを見ながらそれぞれに適した指導ができるよう配慮せねばなりません。

また基本となるヨガインストラクターの資格だけでなく、アロマテラピーを用いたアロマヨガや、ハンモックで宙づりになってポーズするエアリアルヨガなどを習得すれば活動の場が広がります。さらに妊娠中でも安心して行えるマタニティヨガ、親子で楽しめるキッズヨガなど子育て支援の一環としてニーズが増えており、高齢化が進むなか介護福祉施設で指導するためのシニアヨガも必要とされます。

3.ヨガインストラクターはどんな仕事をするのか

代替テキスト

子育て支援のため行政が親子ヨガを企画したり、高齢者向けに車いすで行うヨガを導入するなどヨガインストラクターが活躍する機会も増えています。しかしそれと同時にヨガインストラクターを養成している団体が増えているため資格を持たずに続けるのは難しいでしょう。まずは自分に合った講習会を見つけて受講することです。

ヨガインストラクターとして活動することにより人々から喜ばれることでやり甲斐を感じますが、仕事として考えた場合に気になるのは収入です。参考までに紹介するとヨガインストラクターの全国の平均年収は「¥3,938,427」(2022年11月18日/Indeed調べ)となっています。地域性や環境にもよるので一概には言えませんが、それぞれのビジョンが描けるのではないでしょうか。

5.ヨガインストラクター養成スクールを探す(大阪・谷町線沿線編)

代替テキスト

ネットで調べると全国の主要都市を中心にさまざまなヨガインストラクター養成講座が開催されています。今回は大阪にあるヨガインストラクター養成スクールを大阪メトロ谷町線沿線に絞って「インストラクターとして十分な内容を学べるか」、「資格取得の期間」、「受講に必要な費用」なども反映させて探してみました。「世界で通用するヨガインストラクターの養成」をはじめ「卒業後はイベントでインストラクターを経験できる」というスクールや「マタニティヨガ」「エアリアルヨガ」の資格が取れるコースなどもあり、調べればまだいろいろな特徴が分かりそうです。

まとめ

代替テキスト

以上、ヨガの知識をおさらいしながらヨガインストラクター養成講座の内容や将来性について書きましたが、最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。皆さんがヨガインストラクターとして活躍するきっかけとなれば幸いです。